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成績を上げるためには② 「賢いこと」と「点が高いこと」はイコールではない
成績を上げるためには② 「賢いこと」と「点が高いこと」はイコールではない
中学生でも高校生でも言えることだが、
「賢いこと」と「点数が高いこと」はイコールではない。
授業をしていて、パッとプリントをみると、
「うわっ!かしこっ!!」と感じるような解き方をするのに、
いざテストを受けると、点数がいまいちパッとしない子が一定数いる。
逆に、授業中は「んー、苦戦しているなあ。」と感じるのに、
テストの点数はいつも高いという子も一定数いる。
前者と後者の違いは何か。
それは、最後の詰めの違いだ。
賢くても、最後に抜けている知識がないかを確認しなければ、細かい失点がポロポロ出てくる。
逆に賢くなくても、その分時間をかけて確実に一つ一つの知識をマスターしていけば、いい点が取れる。
これは当たり前のことなんだけど、大事なことはこの事実を受け止めることだ。
いい点を取れるはずなのに、なかなか点が伸びない子は
「最後の確認が甘かったーーー。」
とか
「ケアレスミスが多かったー。」
と笑いながら言っていることが多い。
そうじゃないんだよ。
「ケアレスミスが多かった」ことが、
「最後の確認が甘かった」ことが、
全てなんだよ。
「ケアレスミスをしなければ」じゃなくて、「ケアレスミスをする」のが今の自分。
「最後の確認をしていれば」じゃなくて、「最後の確認をしない」のが今の自分なんだよ。
ここに目を向けて、どうやって変えていくかだけを一生懸命考えないと、どれだけ解く参考書の数を増やしても、ずっと点は変わらない。
いくら賢くても、地道にコツコツ粘り強くやっている子には勝てない。
大事なことは自分の賢さを生かしながら、慢心せずに最後の詰めを丁寧にコツコツ頑張ること。
定期テストなら、
「単語のスペル全部正確に書けるか」とか、
「漢字は全部完璧に書けるか」とか、
「メインの単元ではない、一部だけテスト範囲になった単元が疎かになっていないか」とか・・・・
こういう細かいところで点数の差は出てくる。
「賢いからいい点が取れるわけではない」と言うことを認識して、「いい点」が取れるための努力や工夫を頑張ろうね。