未分類
成績を上げるためには③ 子どもの「応用問題ができなくて」はだいたいウソ
成績を上げるためには③ 「応用問題ができなくて」はだいたいウソ
若干キツいタイトルになってしまった気がするけど。
大事なことなので、ブログに書いておきたい。
入塾面談でも、勉強の相談でも、「応用問題ができなくて、点が伸びない」という話をよく聞く。
中学生も高校生も。
でも、これはだいたいウソ。
イメージで言うと70%くらいはウソ。
本当は基礎ができていなくて、失点している。
例えば、ある中学生の定期テストの解答用紙をチェックしてみる。
確かに、応用問題で失点はしてる。
しかし、よくみると、そもそも基礎問題もポロポロ失点している。
「仮に失点した基礎問題が合っていたら」と一緒に点を計算してみると、それだけで90点を超える。
つまり、目標点を超えなかったのは、応用問題ができなかったからではなくて、基礎問題で落としていたから。
例えば、ある高校生に「古文、文法はできるんですけど、読解がなかなか〜」と相談される。
「じゃあ、助動詞の活用表はかけるよね??」
と書いてもらうと、
・・・・・・・・・・・・・。
実際は全然書けない。
なんでこんなことが起こるのか。
僕が思うには理由は二つ。
一つ目は「そう思いたいから」。
基礎ができていないっていうと「単なる努力不足」な感じがする。
「自分は頑張っているのだけど、応用問題ができないから結果に出ないだけ。努力はしている。」
そう思いたいから、無意識に応用ができていないと思い込んでしまう。
これは、あくまで無意識であって悪気はない。
二つ目は「応用問題が解けなかったイメージの方が残りやすいから」。
応用問題は読んだ瞬間に「うわー。難しいーーーー。」と強烈なインパクトが頭に残る。
だから基礎問題で落としたことよりも応用問題で落としたことのほうが記憶に残りやすい。
これも、無意識で、応用問題の方が記憶に残ってしまっているわけだから、悪気はゼロ。
何が言いたいかというと、みんな思ってるより、基礎で落としているし、基礎が完璧になっていないってこと。
基礎を完璧にできるように今日も頑張ろうね。